変なお茶会 / 佐々木マキ
文明開化の横浜に住むMr.カメタロウ・オオイワのもとに、恒例の招待状が今年も届いた。 招待地は、年に一度の月の夜にココアが湧き出す岩山(素敵に変な天然資源!)があるトランスバール。 そこで天然ココアのお茶会が催されるのだ。 賢治の「どんぐりと山猫」を思い出してしまうカタコト日本語の怪しげな招待状が可愛いのだ^^; で、この招待状書いたの誰なの? お城は集合場所なだけで関係ないっぽいし、三日月お月様かな? まさかココアじゃないですよね?w
どういうわけか招待状を毎年受け取る人が世界各地にいて、年中行事のように彼ら彼女らは遥々と出かけて行って、再会を喜び合い、仲良くお茶会して、また来年ねーと各々の国へ帰っていく。 それだけのお話なのだ。 ほんと変。 でもいいなぁ。 こんなん幸せだなぁ。
なんといっても招待地へ赴くための奇妙奇天烈な乗り物、移動手段のヴァリエーションが楽しくてワクワクする。 興を削ぐので詳細は控えるが、ちなみに我らがMr.オオイワは電気自転車に乗って出かけるのだ。 後ろにでっかいバッテリーみたいなのくっついてて、青と赤のボタンくっついてるヘンテコなやつ。 ナントの公証人デュブウ夫妻の“それからヤギで”がツボw
全体的に雰囲気はどこか懐かしい十九世紀調で(招待状の日付が191X年な事に後で気づきました!)、レトロな夢がむぎゅっと詰まっている感じ。 原色遣いのパワフルでシンプルな絵が魅力的。 エスニックでありながらコスモポリタンな世界平和感がめっちゃ好きっ♪


変なお茶会
佐々木 マキ
絵本館 1979-09 (単行本)
関連作品いろいろ
★★★★
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