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高橋克彦版 四谷怪談 / 高橋克彦
狂言作家、四世鶴屋南北の最高傑作と評される「東海道四谷怪談」を高橋克彦さんが原作にできる限り忠実にリメイクしたといわれる作品。
因みにこの演目は、文政8年(1825年)、江戸中村座で初演を迎え、お岩役は三世尾上菊五郎、伊右衛門役は七世市川団十郎、直助役が五世松本幸四郎だったそうである。
舞台映えするだろうなぁ。 まさに舞台のために書き下ろされた作品だというのがひしひしと伝わってくる。 お岩さんは可哀想だし、伊右衛門は憎らしいけど、やっぱりどうしても読んでいてわくわくドキドキ楽しいのだ。 圧倒的なおどろおどろしさや、これぞ人情! という決定的な場面があり、躍動感溢れるストーリーで、“哀”や“醜”や“悪”が絢爛と美しい。 そしてラストが堪らなくいい! 悪が美に昇華される一場面がなんと恍惚的なんだろうと思った。
「東海道四谷怪談」は、南北が元禄時代の逸話を元にして生み出したそうで、その元になった話のあらすじが解説で紹介されていて今さら気付いたのだけれど、京極夏彦さんの「嗤う伊右衛門」は南北のではなくて、元祖逸話の本歌取りだったってわけか。 だよね?
読んでいる間中、もう1つの忠臣蔵というか、裏忠臣蔵というか、“四十七士のユダの物語”のような味わいがあるなぁ〜と思っていたら、一番目の時代狂言が「忠臣蔵」で、二番目の世話物狂言が「四谷怪談」というセットで上演された舞台なのだと解説されていて、おぉ、やはりそういうことだったかと、ちょっとしたり顔のバカ面になってしまった。


高橋克彦版 四谷怪談
高橋 克彦
講談社 2000-08 (文庫)
少年少女古典文学館シリーズ (リストマニアより)
★★★
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東海道四谷怪談
制作日数、製作費共に厳しい状況の中にありながらそれを感じさせないクォリティの高い幻想的な世界を創り上げた、中川信夫監督の傑作怪談映画。
| DVDジャンル別リアルタイム価格情報 | 2007/11/27 |
四谷怪談
鶴屋南北の「東海道四谷怪談」を、原作に忠実に演出した作品。主演は若山富三郎、相馬千恵子。共演は田中春男、飯田蝶子ほか。
| DVDジャンル別リアルタイム価格情報 | 2007/12/28 |