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匂いをかがれる かぐや姫 / 原倫太郎
[副題:日本昔話Remix] 日本の昔話「一寸法師」「かぐや姫」「桃太郎」を翻訳ソフトにかけて英訳し、それをさらに翻訳ソフトにかけて日本語訳したら、こんなことになっちゃいました・・という3篇。 元の昔話のページと翻訳後の昔話(?)のページとが交互に展開されていくスタイルなので、照らし合わせ易いし、“変換”の妙を鮮度良く楽しめる。 中間の変なことになってしまった英訳も載っているので、3パターンを順番に読み比べれば、伝言ゲームみたいでいっそう面白いかと。
原游さんのイラストが効果的。 元の昔話にはモノクロの挿絵、翻訳後にはカラーの挿絵。 表紙を見て最初、やけにビビットだなぁ〜と思っていたら、読み始めると、翻訳後のページはもうビビットどころじゃなくて、サイケというかクレイジーというか、強烈なイマジネーションの洪水に溺れそうになる。 で、次のページを開くと、本来の静かでマトモな黒墨色の昔話の世界に戻れてほっと一休み・・の繰り返し。
ちょっとだけ紹介しちゃうと、“がんばってくるんだぞ”が“一生懸命梱包”ダジャレか! とか、“元気な姿”が“エネルギッシュな外観”その通り! こういうのは素直にすごく面白い^^ コンピュータ作の昔話なんて、そもそも発想がエキセントリック。 でも基本的には、沢山の翻訳ソフトから作者さんが言葉をチョイスしているようなので、かなり作為を持ってイカレバージョン的にコラージュされているようで、手の込んだ作品であることが窺われる。 やっぱりこれはアート作品っぽいなぁ。


匂いをかがれる かぐや姫 −日本昔話 Remix−
原 倫太郎
マガジンハウス 2006-11 (単行本)
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