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ありえない物語 / ポール・ジェニングス
[吉田映子 訳] ファンタジーとSFとホラーのミックスにユーモアをふりかけたような鮮やかなショートショート8篇。 奇想天外なお話が詰まっているので、気を抜くと何処か別世界の出来事のような気がしてしまうんだけど、カンガルーとかウォンバットとか、オーストラリアの地名とか、ふっと出てきたりして、あぁそうだ、“ここ”はオーストラリアなんだよなぁ〜って^^ 日常の中で子供たちが軽々と発想の壁を飛び越えてしまうようなきらきらとした自由な空気があって、でも、どっしりとした健全さの中で安心して翼を広げられるような優しさと温もりで守られているなぁ〜と思った。
骸骨とか幽霊とかキスとか糞とかパンツとか^^ こういうアイテムが子供って大好きよねぇ。 アイテムは確かに子供向けなのだけれど、ショートショートとしての構成が素晴らしいし、嫌悪感を伴わないほんのりブラックな味付けもグッド♪ どこか古典的な、えもいわれぬ懐かしさも堪らない。 子供心を知り尽くして書いているよなぁ。 同時に、子供騙しではない“子供が本当に面白いと思える話”というのは、大人が読んでも面白いということを本書は証明してくれる。
スピードに乗ってワクワク楽しい読書タイムでした。 「シャツも着ないで」や「灯台のブルース」のようなじんわり系もすごくよかったんだけど、白状してしまうと「牛糞カスタード」にわたしのハートは擽られてしまいました。 品性を疑われそうで恥ずかしいんですけど、あまりの突拍子もなさというか、壮大なバカバカしさというか、こういうの子供の頃に読みたかったなぁ〜。


ありえない物語
ポール ジェニングス
トパーズプレス 1994-10 (単行本)
ポール・ジェニングスの作品いろいろ
★★
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