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高丘親王航海記 / 澁澤龍彦
うわぁ〜呑まれた。 この懐の深さはなんだろうか。 宇月原晴明さんの「安徳天皇漂海記」がこの作品へのオマージュ的側面を覘かせていたというのでぜひ読んでみたいと思っていた。 高丘親王とは平安初期に実在した人物。 家来を連れて天竺への旅に出発したがその後の消息は全くわかっていないというのが史実らしいのだが・・。 この作品ではすごいことになっている。 東南アジア、南アジアの国々を巡りながら、その旅路には途方もないファンタジックワールドが縦横無尽に軽々と溢れかえり、儚くも美しく心踊るような極楽浄土への旅路なのだった。 後で、この作品は死期を悟られた澁澤さんの遺作なのだと知って暫し感慨にひたってしまった。 夢を紡いで作られたこの物語がまるごとそのまま、澁澤さんの安らかな夢であったように思えてしまって・・祈りにも似た・・


高丘親王航海記
澁澤 龍彦
文藝春秋 1990-10 (文庫)
関連作品いろいろ
★★★
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