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小美代姐さん愛縁奇縁 / 群ようこ
小美代姐さん花乱万丈」の続編というか姉妹編というか。 時期的には前作の後半と本作の前半が被ってますが、「〜花乱万丈」は芸者さんとしての身過ぎ世過ぎ、「〜愛縁奇縁」は一女性としての私生活に重点が置かれているような印象。
どちらもあっ気らかんとポジティブシンキングな小美代姐さんなのですが、個人的には前作がよかったなぁ。 軽妙さの中に、キラっと光る部分や、ほろっとくる部分が隠れていて、作品の濃度が劇的に変わるような瞬間があって、わたし結構泣いてしまったんですわ^^; こちらはもう少しクール仕立てかな〜と思いました。 時に殺伐とするほどに軽快な勢いで、一陣の風が吹き抜けていくような・・
とは言うものの、ラストは流石にホッと温もる着地点をみせてくれますし、サクサクと面白いのは確かです。 それに小美代姐さんの“ご縁”に対する考え方や気構えは、人付き合いがギクシャクしがちな今社会で、少しでも見習えたら・・と、その心意気に気持ちが揺さぶられます。
と同時に、“今の若いもんは”とか“今の親は”とかいろいろ言うけれど、なぁんだ、昔の人だってそうとうイッチャッテルよぉ〜って、ちょっとホッとするところもありました。 だって、電車の中で我慢できずに嫁に迫ってコトに及んでしまう浩や、とら婆さんの常軌を逸した嫁いびりとか。 シュールですよ。 ある意味^^; 昔の話は美化されてしまうことが多いと思うんですが、ダメダメ昔人がいっぱい出てくるし、そういう意味では妙な好感が持てたりもして。 そして小美代姐さんの自然体の人物像が、このお話のなによりのチャームポイント♪


小美代姐さん愛縁奇縁
群 ようこ
集英社 2007-06 (単行本)
群ようこさんの作品いろいろ

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