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少し変わった子あります / 森博嗣
森博嗣さん初体験。 なんでしょ、ミステリアスで幻想的な淡々とした物語。 予約を入れる度に場所が移り、毎回違う女性が食事の相手をしてくれるという、名前のない料理店。 正体も知れず掴みどころもないのに確実に存在する奇妙な佇まいに惹かれて通い込む大学教諭。
彼の他愛もない(?)思考的遊戯を追体験するみたいな感じで静かに話は進んでいくんだけれど、幾何学模様の迷路にでも迷い込んだ気分だわ〜。 シンプルで美しいコミュニケーションの本質のようなものを探っている感じもしなくもなくて、概念を分析し分類しファイリングしていく感じは凄くシステマチックなのに、どんどん意識の在り処が混沌としていくのは何故なんだろう。
思弁なんていうと熊太郎みたいで(「告白」のね)、失礼かなとは思いつつ、思弁(のようなもの)の渦に呑まれて、ふらふらです。 こういうのは頭の中がクリアな人には楽しめるのかもしれないけど、ただでさえ、もやもやふわふわ気質のわたしには少々キツイものがあるんですけどね。 疲れるというのとは違うんだけど、うーん 脳味噌アイスクリーム気味っつうか。 でもこの、へろへろとろーり加減が癖になる・・なんていう困った副作用もアリかもしれなくて。 実際、ちょっと不気味な読後感は、そう悪くないんです。 剣呑、剣呑。
どうも・・抽象的なことしか書けないわ。 抽象性には相手を不快にさせないための優しさがあるけれど、裏返せばそれは自分を守る術なのだって。 この本の何処かに書かれていたようなおぼろな記憶・・ 一応公開して読書感想など残している者には身につまされる分析だわね。 でもわたしの場合、単に理解力不足の隠れ蓑という気もするわね(汗;;)


少し変わった子あります
森 博嗣
文藝春秋 2007-11 (新書)
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