君を乗せる舟 / 宇江佐真理
髪結い伊三次シリーズの6作目。 前作はなんといってもお文の妊娠・出産が大きな見せ場となっていたけど、今回は元服した龍之介坊(失礼;; 龍之進)の青春の苦悩編といった感じ。 もちろん物語のメインはそれぞれの捕物なのだけど、1作目からずっと継続した登場人物の流れがあって、作を重ねるごとにどんどん愛着が募ってしまう。 ここ2作くらい、そういう背景のストーリーに特に大きな動きを感じるかも。 その分とびきり面白く目が離せないのだけど、なんだか登場人物たちが歳をとったり成長したりするのが勿体無くって・・ 着々と次代の主役達が揃ってきているしね。 楽しみな反面、時間を止めてぇ〜〜って気持ちもあったりして複雑^^; それほどまでに強い想い入れを持たせてくれる宇江佐さんの筆に敬意を払うべきで、贅沢な悩みというしかないのだろうけど。 “ストーリー”と“キャラクター”と“一瞬の描写”の三つの柱が素晴らしく秀逸なこのシリーズの大ファン。


君を乗せる舟 −髪結い伊三次捕物余話−
宇江佐 真理
文藝春秋 2005-03 (単行本)
宇江佐真理さんの髪結い伊三次シリーズ
★★★★
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