※ ネタバレご注意を ※

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - |
銀河不動産の超越 / 森博嗣
都会の片隅のファンタジー♪ 下町商店街の端にある銀河不動産に就職したての新入社員、高橋青年が、お客さんに振り回されながら、よろよろと人生を切り開いていくというか、人生に切り開かれていくというか・・ 成長物語というよりは、むしろ流れ流され物語なんだけど、運命連鎖を感じさせるようなウィットがあって、不思議と前向き。 終始、ゆる〜く、ぬる〜く、ハートウォーミングな連作集。この風味、結構タイプです^^ 
不活性で、薄ぼんやりしていて手応えがなく、まぁヘタレな高橋くんではあります。しかし気立てが誠実・・というか律儀だし、来るものは拒まない的な妙な懐の深さがあって、要するに人がいいんだなぁ。なんのかんのいっても“ある種の人”を惹きつけずにはおかない魅力があるんだわw ないようで^^ この高橋くんの微妙〜なキャラが、しっかりしたエッジでくんにゃりと描かれていたのがなりよりよかった。
躰の半分が“蒟蒻に占領されたように”疲れていたり、“油粘土で作ったスーパーボールみたいに”話が弾まなかったり^^; どんな例えよw 的な楽しさもいっぱい。
そして思考回路への執心は、やはり森さんらしくて、高橋くんの頭の中の頼りない対策委員会が笑える。 終盤、もしや正真正銘のファンタジーなのか? という幻惑的なシチュエーションも登場し、ちょっぴりトリッキーな彩りも織り込まれ・・喋りすぎ。
星と星が集まって銀河になるように、人と人が集まってコミュニティが生まれていく・・ 脱力ベースな夢物語ではあるんだけど、建設的で構築的なお話だったので気持ちがよかったな。


銀河不動産の超越
森 博嗣
文藝春秋 2008-05 (単行本)
関連作品いろいろ

| comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | - |
C O M M E N T








トラックバック機能は終了しました。