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わらしべ長者、あるいは恋 / 服部真澄
[副題:清談 佛々堂先生] 知る人ぞ知る関西きっての風流人・佛々堂先生シリーズ第二弾。 四季を彩った4篇の連作短篇集です。
二月堂のお水取り、利休竹、山椒、山野草、養蜂、和紙・・今回も風趣豊かな和のトリビアが満載。 好事家・数寄者の趣味の世界で思う存分泳ぎ回れる喜びとはいかばかりか・・ あぁ、やはり垂涎のシリーズですわ♪
書画骨董に歳時の風物あれこれと、古雅な趣味人の世界を束の間垣間見る逸楽のひと時でした。 黒幕となる見せ場や仕掛け方が、若干弱くなってたかな・・とも思ったのですが、でも満足です。
ガラクタ(のようなもの)で溢れかえった、けったいなワンボックス・カーが大活躍です。 便利屋風情、植木職人風情、その日暮らしの爺むさいおっちゃん風情と、神出鬼没に諸国行脚を満喫しながら西へ東へ・・フットワークの軽さをみせてくれています。
趣向を凝らした遊び好きが、人助けに役だってしまって、一石二鳥というか。 “お宝は天下の回りもの”とばかりに、先生のプロデュースで、お宝たちは収まる所に収まっていって、一石三鳥四鳥・・と、ハッピーの輪が広がっていくみたいな気持ちよさが好きです。 衣食住を包括した美しい暮らしの達人然とした佛々堂先生。 博覧強記っぷりと審美眼と子供のような好奇心とコテコテの関西弁で魅了してくれます。


わらしべ長者、あるいは恋 −清談 佛々堂先生−
服部 真澄
講談社 2008-11 (単行本)
関連作品いろいろ
★★
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