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人魚姫と半魚人王子 / 清原なつの
[副題:お伽ファンタジー 1] 古今東西の童話やお伽噺からスピンオフした姫と王子たちが奏でる不思議ワールド。シュールなメルヘンのショートストーリー集です。
可愛くって、ふんわりソフトなのに、ドキンとするようなお話がいっぱい。ちょっぴりエッチで、毒があって、切なくてユーモラス。 さらさらしていて、するりと記憶の檻から逃げ出してしまいそうな他愛のなさなのに、なんだろう、この放って置けない感じは・・
“姫”と“王子”って、旬なキーワードですよね^^ 今感覚を上手く料理されてるなって思うんだけど、思わせぶりなところを感じさせない。 「ふたなり姫ととりかえばや王子」とか、「かたずけられねーぜ姫とブラックホール王子」とか、タイトルだけで、むくむく想像が広がって、クククってなるんだけど、読んでみると案外裏切られるというか・・いい意味で。次元を軽やかに超えてしまうような話が多くて楽しかったです。
「人魚姫と半魚人王子」と「サボテン姫とイグアナ王子」のエロスがビジュアル的に好みです。 イグアナ王子ラヴ♪ 呪いの魔法をかけられたイグアナ顔(と舌遣い)が、そして魔法がとけて最後に残る背鰭が・・あぁぁぁぁ。たまりません。 「鉢かつぎ姫と一寸法師王子」に登場した鬼ファミリーの後姿もカワユスでした。物語としては「眠り姫と監禁王子」のアイロニーも捨てがたい・・
「カナリア姫とオウム王子」のラストで、ハンサムなお医者さんが実は・・となる、引きのワンカットがあって、たまたま「ギリシア・ローマ神話」を読んだばかりだったで(ケンタウロス族は医術に秀でているという件)、つい嬉しくなってしまったのですが、察するに自分には気づけないところで、想像以上にいろんな原典が混淆されているのだと思われ、さり気なく知的なことに気付かされます。


人魚姫と半魚人王子
清原 なつの
小学館 2009-01 (新書)
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