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セックスの哀しみ / バリー・ユアグロー
[柴田元幸 訳] 弾けまくりにシュールなベリーショートストーリーズ。 テーマである愛、恋、性をめぐるざわめきの玉手箱。 身も蓋もなく要約すると、繊細な男心が、女の性に振り回されるの図っぽい。 それでも女を求めずにはいられない男の性が切ない・・そしてちょっぴり愛おしい。(これは女心かなー?) 男性のロマンチックな一面、そのイメージを煮詰めるだけ煮詰めて、高純度の結晶として抽出しちゃった感じ。 可笑しみや哀愁がズキズキ、ジンジン響いてくるなぁ〜。
独立した超短篇90作(!)の連なりなのですが、ひとつの作品として、名状しがたいリズムがあって、まるで音楽を奏でるみたいなアーティスティックな編成が光ります。 なので、短篇というより、むしろ長編を読むような気構えで、一息に読み抜けた方が雰囲気をモノにできそう。 自分はブツ切りで読んじゃって、ちょっと失敗したなって気がしています。
でも面白かったです〜。小粋な寓話めいた序盤の明るい感じが特に好きでした。「毒」「レンギョウ」「花々」「人魚たち」あたり。「大地」が超好き♪ 閉所フェチとしては眩暈がするくらい官能的で。
対照的に終盤は、哀れここに極まれり。怒涛のめそめそ責め。勘弁して欲しい・・とか思いつつ、でもここまでくるとねぇ。なにか崇高な域に達してるんじゃないかと思えてくるような、こないような。 抱きしめたくなっちゃいそうな、ならなさそうな^^;


セックスの哀しみ
バリー ユアグロー
白水社 2008-10 (新書)
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