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死体を買う男 / 歌野晶午
江戸川乱歩の未発表作を匂わせる「白骨鬼」なる探偵小説を作中作に据えて、その原稿入手の経緯に絡んだ外側の出来事を同時進行で描いた「死体を買う男」という小説内小説・・という趣向のミステリです。
どんでん返しと共に二重構造が収斂されていく手練と、執筆に心魂を傾けずにはいられなかった作中作者の想い。 その辺りが読ませどころなんですけど、「白骨鬼」だけでも楽しかったです。 探偵役が乱歩と萩原朔太郎。 この2人、久世光彦さんの「一九三四年冬―乱歩」の中でも、忘れられないワンシーンがあって、お気に入りコンビ♪ ちょうど「悪霊」の執筆に行き詰って出奔中の時期までも一緒。
屋根裏の散歩とか、D坂とか、朔太郎の「月に吠える」とか、いろんなアイテムが要所要所に嵌め込まれていたり、ほどよい怪奇趣味な味付けもよい。 朔太郎の弾けた情熱と、気難しい小心者な乱歩の探偵遊戯がツボ。 


死体を買う男
歌野 晶午
講談社 2001-11 (文庫)
関連作品いろいろ
★★
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