人柱はミイラと出会う / 石持浅海
ポートランド出身のアメリカ人、リリー・メイスが、交換留学生として姉妹都市の札幌で体験することになる不思議の国ニッポン。 東洋の神秘を地でいっちゃってるようなパラレル日本に、なんのかんの順応性を見せるリリーは凄いw
経済大国、技術大国として繁栄する一方で、人柱、黒衣、お歯黒、参勤交代などなど、古来の風習を現代風にアレンジした、やけに迷信深い暮らしぶりが、なんともグロテスクでシュール。 発想が面白かった^^ 風刺味を含みつつ辛辣さはなくて。 思わず和みそうな、このぬくぬくの空気はなんなんだろう。
で。 因襲の中に潜む曖昧さや不透明さを隠れ蓑にした不正や犯罪を繙いていく感じの連作短篇集です。 ずっと受け継いできて、いまさら? って、そこは突っ込んじゃいけないところね。 因みに探偵役は人柱職人さんw ちょちょっと差し挟まれるラブ要素が恥ずかしいw もっとガチな本格を書く方なのかと思ってたら、これは緩めのミステリでした。



人柱はミイラと出会う
石持 浅海
新潮社 2007-05 (単行本)
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