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注文の多い料理店 / 宮沢賢治
生前に出版された唯一つの童話集。 大正13年刊の初版本の復刻版。 文庫という制約の中で可能な限り復元の試みがなされています。 白眉たる序と、宝石のような9篇を当時の挿絵と共に。 そして特筆すべき(多分)は、単行本の発行に先駆けた“新刊案内”が付載されていることでしょうか。 賢治自身による短篇毎の解説と創作姿勢に触れることができます。 イーハトーヴ童話集全十二巻という構想があったのですね。 「注文の多い料理店」は、その第一巻として位置づけられていたようなのですが、売れ行きが甚だ芳しくなく、いきなり頓挫してしまったようで・・
この上もなくローカルで、この上もなくコスモポリタン的。 人と自然が同化し、自然と文明が平和的な融合を見せるイーハトーヴ。 理想郷の実現を信じた賢治の真摯な眼差しを想う時、初恋のような胸の高鳴りと苦しさを覚えてしまう。 賢治の心象スケッチを心に沁み込む慈雨のように大事に大事に焼きつけました。
恥ずかしながら、ちゃんと作品集を読んだことがなかったのです。 それでも半分くらいは薄っすら既知でした。 鹿可愛い過ぎるよ鹿。 てか、根源的な愛おしさと厳しさを内包したこの世界観の全てがラヴ。 はぁー。 好き過ぎて言葉が綴れないというか、もしくは変ちくりんなこと書き散らかし始めそうな悪寒が走るので、内容紹介に譲っときます。 そのうち、こそーり差し替えるかも。
そこでは森と人が言葉を交わし、烏は軍隊を組織し、雪童子と雪狼が飛び回り、柏の林が唄い、でんしんばしらは踊り出す。暖かさと壊かしさ、そして神秘に満ちた、イーハトーヴからの透きとおった贈り物 ――。


注文の多い料理店
宮沢 賢治
角川書店 1996-06 (文庫)
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★★★★★
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