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あの子の考えることは変 / 本谷有希子
あぅ〜若者よ。。。 独特のドライブ感というかグルーヴ感(!)のある純文学崩れっぽさが、微妙に毒々しくて清々しくて、気持ち悪かったです(褒めてます)。 本谷さん触ったことなかったんですけどエッグい洗礼を浴びました。
アパートの一室で共同生活を送る二十代前半の女子。 ダブルのアンチヒロインのかな〜りアウトなセルフイメージが暴走し炸裂しています。 もう、おまいら、ドンツキまでいっとけ^^; でもセンチメンタル過剰は卒業してるので、その辺はヤケにドライだったりするところに一抹の哀愁があるんだよねぇ・・
同居人の日田を変人だと小馬鹿にしている巡谷視点なのですが、その巡谷の考えることも実は変で、さらに巡谷は日田に憐れまれていたりもするという、目ク○鼻○ソ持ちつ持たれつなのが読んでいるうちに少しずつわかってくるのです。 二人の間に潜在する純な交感の一揺らぎも。
エネルギーの半端なさ(そしてその狂った使い道)や、細部に異様にフォーカスされた微視的感覚や自意識異常というのは、若者の特権という気がするし、自己と他者や社会との間のデリケート過ぎる違和を持て余して墓穴を掘るようにもがいている感は個人的には買いなんだけれども。 この子たちが自分の世界に浸透してくるのを思わず拒みたくなるのは、何かのセンサーが反応してる証拠なんだろうなきっと。 日田を変人視してアイツよりはマシと思っている巡谷をお前も変だよと指摘する読者のわたし・・を見ている誰かも確実にいるわけで。。。
自分のダメさを分かっていてもどうにもならなくて、理由を見つけて安心したい。 何かのせいにしたい症候群・・なのかな。これも一つの。


あの子の考えることは変
本谷 有希子
講談社 2009-07 (単行本)
関連作品いろいろ
★★
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