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猫絵十兵衛 御伽草紙 2巻 / 永尾まる
猫絵師の十兵衛と猫仙人(?)のニタが、人情と猫情を取り持つ助っ人役となって、江戸市中の人と猫の心の安寧をそっと守っていくみたいなお話なんです。
江戸と猫と怪異は本当に相性がいいですねぇ。 そして、相変わらずベタ甘な江戸っ子たちに愛されて、猫たちがゴロゴロ喉を鳴らしてそうな幸福な空気に蕩けてしまいそうです。
甘切な擽った系の報恩譚が、今回ちょっとループっぽくて、わたしには単調に映ってしまったのだけど(擦れっ枯らし&飽きっぽいためだと思われ;;)、そんな中、前巻からニタとの相性に難ありな弥三郎(猫を大の苦手としている心優しい浪人者)が、傷ついた野良猫をへっぴり腰で看病する奮闘記(?)が楽しかったな。 猫がおっかなくて仕方ないのに、不思議と懐かれちゃうんだよね。 居候猫が2匹になっちゃってるし^^; トラ助の小っさいトラ柄の背中がツボ過ぎてヤバいですけど、でもやっぱりブサ猫ニタ公が一番のお気に入り。(ニタの麿眉にもひっそり萌えw) ワルノリして弥三郎を怖がらせる悪趣味が素敵^^
空の彼方に続く根子岳大明神の猫王の葬列が不気味綺麗で、絵的に一番ハマってました。(“根子岳”を“根子缶”と読んでいたことにたった今気付いた・・orz)
一話毎に一人と一匹とが通わせ合う情を軸に物語が進むんですが、登場する猫たちのキャラも属性も様々ですし、また、作者さんは江戸の職人さんに萌え燃えなのだそうで、木彫り師、大工、左官職人たちが、各々の話の主役にも選ばれていたり、工芸品を始め、史実や民話からのエッセンスを巧みに取り入れて、マニアックにならない加減で優しく奥行きのある江戸ワンダーランドを描いてくれています。


猫絵十兵 衛御伽草紙 2巻
永尾 まる
少年画報社 2009-09 (単行本)
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