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世界音痴 / 穂村弘
人間が自分可愛さを極限まで突き詰めればどうなるのか、自分を使って人体実験をしている38歳の頃の穂村さん。 本書はその報告書だそうです。
凄いね。自分マニア^^ 大人少年節全開のエッセイです。 社会の中の自然のルールと自意識との間に生じる齟齬を捏ね回す情熱に溢れておりました。
狙いすましてご自身を追い込んだり、作家ですから当然芸達者な部分はあろうかと思うけど、中二の頃の硬度や純度や密度をここまでキープしようとなさるキラキラ信奉っぷりに若干ビビりつつ、自分に熱中するにもほどがある的なエネルギーの使い道に感服しますw それだけ一瞬の感度を大事にされているんだろうなー。
穂村菌の恐るべき感染力の所以が何となくわかったかも。 自己諧謔や自己相対化の武装が完璧なので厭味がないし、自分を弄り倒す一人SMチックなドギマギ感もちらり・・みたいな。 痛いところにすり寄って、擽りのめす術に長けたスマートさと、世界の中心で孤独を叫ぶような青臭さを併せ持つ、歌人らしい感性を迸らせた自意識遊戯の書です。
最初のうちは沸点の低い笑いに結構ツボってたんだけど、すぐにお腹いっぱいになっちゃった。 ちょっと喰いつきそびれたな。わたしは^^; ごめんなさい。媚態を感じちゃうんだよね;; 自分だけはあなたをわかってあげられる! って気にさせられそうなところがジゴロっぽくて。 ま、それも可愛いんだけど。 こういう男はモテるんだ。


世界音痴
穂村 弘
小学館 2009-10 (文庫)
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