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シャーロック・ホームズの冒険 / アーサー・コナン・ドイル
[阿部知二 訳] あまりに有名なシリーズ第一短篇集。 まず「緋色の研究」、続いて「四人の署名」と、実は先に長編二作が発表されてたんですねぇ。 でも当初は全然売れなかったらしい。 ここに収められている短篇たちこそが、爆発的熱狂をもたらした張本人(篇)です。
初期の12篇ですが、恥ずかしい話、ちゃんと読んだことがないので、知ってるのや知らないのや、知ってるような気がするのや・・いろいろでした^^;
ドイルがシャーロック・ホームズの名を世界に知らしめてから百年以上が経ち、その間、作家の挑戦と、それを受けて立つ読者との飽くなきイタチごっこによって、探偵小説は陸続と世に問われながら進化を続けてきました。
正直、現代の基準からすると緩めの作品も多く含まれているかなぁーとか思うんですが、何なんでしょう。吸引力が半端ないです。 ここに帰りたくなる想いがわかる! といったらおこがましいけれど、この純然たる探偵小説のスピリットに身を委ねることの至福・・
ベーカー街の下宿でホームズと共同生活を送っていたワトスンでしたが、結婚して開業医に戻っています。 その経緯は前作で物語られているみたい。 風変わりでややこしい謎の解決に乗り出す私立探偵、シャーロック・ホームズの助手(兼、観賞者?)として、事件に係わったワトスン博士の回想録という体裁です。 ホームズには、煽情的だとか、美化しているだとか茶々を入れられながら(笑)、親友であると同時に敬愛するホームズの叡智を一話一話大事に書き残そうとしている健気なワトスンが個人的には萌えどころなんです。 まさに名探偵と名助手ここにあり♪
後世の作家による演出ではない、地生えのヴィクトリア朝ロンドンの遠景が、贅沢な無頓着さで垣間見えるところにグワ〜ンとなる。 そして、ベーカー街の馴染みの部屋で肘掛け椅子に座り、暖炉の赤々と燃える火に両側からあたっている二人のシルエットが脳裡に貼りついて、もう永久に離れそうもない。


シャーロック・ホームズの冒険
アーサー コナン ドイル
東京創元社 1960-07 (文庫)
関連作品いろいろ
★★
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