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三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 / 倉阪鬼一郎
招待状を手に、黒鳥館、白鳥館にやってくる東亜学芸大学ファインアート研究会の面々が、飛んで火に入る夏の虫さながら次々ぶっ殺されて・・という常套を辿り、館のトリック、犯行のトリック、更なる謎解き、もう一つの謎解きへとまっしぐらにバカミス街道を突き進む館ミステリ。
つい出歯亀根性で手を出しました。 期待に違わぬ偏執的珍品。 あくまでもディープニッチ(?)な領域なので、読者を選ぶこと間違いありません。 こんなにバカ過ぎていいのか・・と半ば面食らい頬を引きつらせるも、才能の無駄遣いといっても過言ではない壊れっぷりに、こんなにも疼いてしまう自分を再認識。
これって文庫化完全放棄ってこと? 身を挺してノベルズに捧げちゃっていますか? 禁欲的というか酔狂というか取り憑かれてるというか・・ もぉー、マックスに超絶技巧のバカミスなんだけども、この生温かぁ〜い脱力と共に訪れる(織り込み済みの)報われなさがなんとも・・いい。
戦闘的精神を忘れずに書きました。自分がいったい何と戦っているのかときどきわからなくなってしまうのですが、悶絶しながら書いた作品です。
とは著者の弁。 いけ図々しくも眼前にぶら下げられた伏線におちょくられ続けたその挙句、何を隠そう気分は上々。 これ以上はヤメテェ〜〜ってギリギリ露出のチラ見せが炸裂してまして、更にはこれでもか〜とアクロバティックにたたみ掛ける責め苦(じゃなくて仕掛け)のバリエーションに、こちらこそ悶絶させていただきました。 様々なご苦労が偲ばれるのに、初歩的な小技の部分でアレなんですが、わたし的には館の大広間で供される“ウェルカム・ドリンク”と、ダイイング・メッセージの“ロリン”が大ヒット♪ 思い出す度ニヤケる。


三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人
倉阪 鬼一郎
講談社 2009-09 (新書)
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