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猫町 / 萩原朔太郎
猫は一瞬しか出てこないのに、すごいインパクト! こんな詩的な体験は勿論ないんだけど、実はわたし極度に三半規管が虚弱体質(?)なので、なんかこう、言いたいことが切実にわかる気がするのだった。 例えばベットの向きを変えてみた次の朝に、目が覚めて一瞬、ほんの一瞬だけど、歪んだ別世界へ飛んでしまったような、それってかなりシュールで蠱惑的な錯覚だったりするのだ。 レベル低いけど(汗)
昭和初期のダンディな文体と、ノスタルジックな和モダンの中に静かな怖さを醸し出す金井田英津子さんのイラストが、素晴らしいマッチングをみせている。 名作と金井田英津子さんの挿画とのコラボ作(文学絵草紙シリーズ?)は、他に内田百里痢冥途」と夏目漱石の「夢十夜」があることを確認しているので読んでみたい。

<こぼれ話>
イギリスの怪奇作家であるアルジャーノン・ブラックウッドの「いにしえの魔術」という作品は、夜になると住人がみんな猫になってしまう(だったかな・・)という変な町の話らしいのだが、乱歩が朔太郎にその話をしてやると朔太郎は、閃くものがあったらしく、頭を掻き毟って「猫町・・猫町・・」とか呪文のように呟きながら外套も着ないで部屋を飛び出していった・・みたいな場面が「一九三四年冬―乱歩」にあったのを思い出した。 もちろんこれは久世さんのインスピレーション・・だよね?


猫町
萩原 朔太郎
パロル舎 1997-11 (単行本)
関連作品いろいろ
★★★
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『猫町』萩原 朔太郎 (著), 金井田 英津子
猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。どこを見ても猫ばかり。いつもの角を曲がったら、そこは夢現・無限のめまい町。ノスタルジックでモダーンなイラスト紀行。
| Anonymous-source | 2008/02/19 |