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本朝金瓶梅 / 林真理子
中国の古典「金瓶梅」の舞台を江戸時代に置き換えて描いたという作品。「金瓶梅」は水滸伝の武松のエピソードから派生した物語で、相当にエロいという知識だけはあった。 原典は流石に手が出ないけど、林真理子さんの翻案作品ということで手に取ってみた。
面白くてすいすい読める。 噺家調で物語は進み、江戸時代の春本を捲っているみたいな、ちょっと小粋な気分にもなれる。 おきんがおきんなら、慶左衛門も慶左衛門で、なんなんだよ、この好き物カップルは・・と苦笑失笑しながらも、下世話で破廉恥で煩悩まみれのエゲツナイ2人から目が放せない。
男女のまぐわいや人殺しや怨念話しのはずなのに、おどろおどろしいものを吹き飛ばしてしまうような伊達と酔狂のノリとユーモアが、江戸の風俗と相俟って、いなせな風情を醸し出してしまう。
めくるめく官能の世界や、林真理子さんらしい深みのある人物描写などを求めて読むと裏切られるかもしれないけど、そもそもそういう類の本ではないと思うので、もう、あっけらかんと、江戸の好き物文化を楽しんだもの勝ちでしょ^^ なにやら11月には「本朝金瓶梅 お伊勢篇」なるシリーズ第二弾が出る模様。 つつっと手が伸びそうな^^;


本朝金瓶梅
林 真理子
文藝春秋 2006-07 (単行本)
関連作品いろいろ
★★★
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